儒家思想を学ぶBar〜孔子・孟子を中心に〜

2021年10月25日

日時

10月 10日 (日) 18時 ~ 21時

主催

こぺる

イベント概要

思想強化週間で勢いがつき、この日はこぺるさんを中心に「儒家思想」について学んだことを発表するイベントが行われていました。

発表者はこぺるさん、マスティさん、なおさんの三人で、それぞれ「論語の成り立ちや内容の解説」、「論語の別の解釈について」、「孟子について」といった感じでした。

儒家思想というと義務教育とかで軽く触れたくらいで、なかなか深くは調べたりしてないのでイベントとしてどうなるかな〜と思っていましたが、今回も大変盛り上がりました。

まずはこぺるさんの「論語の成り立ちや内容の解説」についてでした。

論語がどのように編纂され、どのように読まれて来たのかといった話だったり、その中で繰り返し言われている重要な単語はなにかといったことを解説してくれました。

論語は孔子自身が書いたものではなく、「孔子の言葉」として残っているものをまとめたものらしく重要そうなことから、「これ本当に必要だった?」みたいな細かすぎることまで色々と書かれているというのが面白いなと思いました。(こぺるさんが好きだと言っていた「いひしらげいとはず、なますほそきをいとはず」は心に刻んでいこうと思います。)

あと心に残ったことは、こぺるさんが論語を読む理由が「年配の方への受けがいいから」というところですかね。確かに論語好き多いもんな〜。

二番手はマスティさんの発表でした。マスティさんは安富歩の論語の解釈で好きなところを発表するというものでした。

論語はこぺるさんの発表でも触れていた通り、様々な「孔子の言葉」が載っているだけなので、比較的自由に解釈できるところがあります。そこで、マスティさんが従来の解釈でしっくり来なかった部分で、かつ安富歩さんの新解釈で好きなところを発表したという感じです。

会場の反応は「恣意的すぎないか!」など反論も多かったですが、同時にこの解釈の余地の広さが論語の良さでもあるよな〜という朗らかな空気にもなっていたのが面白かったですね。

三番手はなおさんで、「孟子の思想について」でした。

内容は孟子の基本的な思想(四端や民本など)について解説するといった感じでした。

「論語」に比べて思想が明確なので会場のみんなも取っ付きやすそうな感じがしました。またなおさんの解説の仕方も”過激”だったので反応しやすかったのかもしれないなと思いました。

基本的な思想の解説ではあったんですが、西洋思想との比較もあったりして、その点も面白かったなと思います。

バーのイベントとしては硬いかなと思う様なものでも、エデン名古屋ではわいわいできるのがいいな〜と思いました。(塩)