日時
9月 26日 (日) 18:00 ~ 20:00
主催
こぺる・なお・nos
イベント概要
思想強化週間1日目はこぺるさん、なおさん、nosさんがそれぞれ哲学者について勉強したことをまとめて発表するBarでした。
発表内容は以下の通り。
こぺるさん:「【ソクラテスの弁明】〜哲学者の生とは〜」
なおさん:「カント 純粋理性批判」
nosさん:「ニーチェの概要」
まずは一言「発表もイベントとしてもめちゃくちゃよかった」です。
スピーカーとして立ってくれた三人とも、当日までにイベントのことをツイートしてくれたおかげで、参加者も多かったですし、なにより参加したみんなが意見を言い合っていた光景は本当に素敵だなと思いました。
それでは、それぞれの発表の感想も少しずつ。
こぺるさんはプラトンの著作「ソクラテスの弁明」を紹介する形で、ソクラテスがどのようなことを言ったのか、そこでソクラテスが説いた「哲学者としての生」はいかなるものなのかを発表してくれました。
一冊丸々の概要に加え、ソクラテスが活躍していた時代背景や「ソクラテスの弁明」が書かれた状況の説明など丁寧に説明してくれた結果とても長い発表にはなっていましたが、アウトラインが明確なので飽きることなく聞くことができて、本当にすごかった。
また「ソクラテスの弁明」で紹介したい箇所や参考URLなどをのせた資料を参加者のために用意してくれるなど、そういった面でも発表に慣れてるなと感じました。
さてここでこぺるさんの発表の全容を語ることはできないので、最後に少しだけ。「これはこうだ」と居直るのではなく、なるべくは「吟味のある生」を生きていきたいなと思いました。
お次はなおさんの発表です。
なおさんはカントの純粋理性批判について発表してくれました。
もちろん純粋理性批判を30分で話すことはとてもできないので、理性とは何かの概要や感性論の部分を少し解説してくれた感じです。
こぺるさんの発表が長引いてしまったので駆け足で説明してもらったためか、正直理解が追いつかなかったというのが感想です。
ただ人間が「どのように事象を認識し理解するのか」ということについて説明をしようとしたことや、その限界について語ろうという試みがあったんだなというのはわかったかなと思います。(ここで「どのように事象を認識し理解するか」みたいな箇所について、「最近の神経科学と照らし合わせるとどうなんですか?(実はそうなってないのでは?)」という質問がでてきたのは面白くて印象に残っています。)
とにかくテーマが大きかったので、カントは何回かに分けて発表するのがいいかもしれないですね。
そして、最後はnosさんの「ニーチェについて」です。
nosさんの考え方や生き方に強い影響がある「ニーチェ」について、そもそもどういう人なの?どういうことを主張した人なの?ということ解説してくれました。
ニーチェは「神は死んだ」という言葉や、超人主義や永劫回帰といったキーワードなどについて聞いたことはあるけれど、詳しく知らないので、とても興味深く聞いていました。
アウトラインとしては、ニーチェのプロフィール解説、どうしてニーチェに興味を持ったか、ニーチェの主張とその時代背景の解説、より詳細なニーチェの主張についての解説といった感じでした。
ニーチェが19世紀後半の思想家であることや、比較的とっつきやすいこともあり、一番会場での質疑応答が盛り上がってたかなと思いました。
「自分は消極的ニヒリズムかもしれない」と自身について省みる人もいれば、「Twitterは反ニーチェ」という名言が飛び出すなど面白い意見が飛び交っていたので楽しかったです。
また質問に対してほぼノータイムでnosさんが回答していたのがすごかった…。
それぞれの発表に関しては以上です。
いや〜本当にスピーカーをやってくれた三人には改めて感謝を。
本業もある中で発表資料や内容の吟味をしてくれて、本当にありがとうございました。
発表の日が近づくにつれて疲弊していくみなさんを見て、申し訳ないと思っていましたがおかげとても楽しい会にすることができました。
こういう会でも盛り上がれるんだということがわかったので、またやりたいな。
また「なんでこんなことしてんだ…」ってなるかもしれませんが。(塩)
※なおさんが感想を書いてくれたました。ぜひ読んでみてください!